人間拡張の未来がここに。
各界から注目の音が見えるメガネ「ONTELOPE Glass」。
ついにクラウドファンディングに登場。

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ONTELOPE Glassは、耳で聞く音を光として見る、これまでのスマートグラスとは一線を画した全く新しい感覚拡張のメガネです。

聴こえる・聴こえにくいといった属性を問わず、あらゆる人が“音と世界の存在をより深く感じ取ることができます。

オンテロープグラスの画像

 

音が見えるメガネ

ONTELOPE Glass は、音を「見る」ことで世界を拡げる、新時代のデイリーメガネです。

たとえ周囲の音が聞こえにくくても、このメガネな ら、そこに存在する音を22色の光に変えることで、 さまざまな音を判別できるようになります。
「音を見る」という新体験によって、あなたに届く声や音がわかるだけでなく、安心感や心地よさ、嬉しさといった、いままで気づかなかった、音がもたらすゆたかな日常体験へとつながっていくに違いありません。

オンテロープグラスの画像

ONTELOPE Glassで音が見えるしくみ

人の脳が音を聞く仕組みをアルゴリズム化して再現し、“音を目で見える光に変換する”特許取得済みの新技術を搭載しています。

オンテロープグラスの顔側の画像

聞こえにくい人でも、耳がふさがっていても「必要な音」「大切な音」を見逃さない。
音を光として楽しむ、人間の感覚拡張という新しい可能性を体験できます。

左右のテンプルに搭載された「高感度マイク」が音を収集し、脳の聴覚処理を模したアルゴリズムで解析。レンズフレーム内の「専用設計LED」が、音の位置や特性を色と輝きでリアルタイムに可視化します。

低音は赤、中音は緑、高音は青〜紫で表現し、聴覚と光の波長構造を重ねることで、脳に自然に響く知覚体験を実現しています。

周辺視野によって、音の光を柔らかく感じることができ、どのような音がどちらの方向からどれくらいの大きさでなっているかが分かります。

 

 

オンテロープグラスのスイッチを押す画像

スイッチ一つでいつでも「音を見る」にアクセス。

お近くのメガネ店で度入りやサンレンズなど自分にあったレンズに交換が可能なので、近視や乱視などの方も安心してデイリーユースとしてお使いいただけます。

 

レンズ交換できるオンテロープグラスの画像

 

「ONTELOPE Glass」で音が見えると

●「必要な音」がわかるから安心

聞こえにくい人も、ヘッドホンやイヤホンをしているときも、家電の動作音、インターホン、車や自転車の接近音、クラクションなど、これまで聴き逃していた“必要な音”を光で直感的に認識できます。

電車の音をオンテロープグラスで見る

 

●「大切な音」がわかるからコミュニケーションがゆたかに

聞こえに障害があっても、補聴器や人工内耳で聞き分けれない音でも、人の呼びかけや会話、笑い声など、音に込められた感情や存在感を光として感じ取り、より深いコミュニケーションをサポート。危険音や呼びかけに光で気付くことができます。

人の声をオンテロープグラスで見る

 

●「いつも身の回りにある音」が見えるから音と世界の存在をより深く感じられる

街の環境音、鳥のさえずり、風や虫の声、音楽やリズムなどを光で感じ取ることで、自然や音楽との一体感や日常の中に新しい美しさや情緒を見出せます。

風鈴の音をオンテロープグラスで見る

 

ONTELOPE Glass(オンテロープ・グラス)は、音を聴く人も聴きにくい人も、同じ“音の存在”を共有できる感覚の共通言語を生み出します。

オンテロープグラスアニメーション画像

ONTELOPE Glassをもっと知る

●プロダクトに込めた想い

自分以外の聞こえの世界、音の感じ方や文化の違いなど、目に見えない多くのものを感じ取り深める一助に。

ONTELOPE Glassの開発には、およそ5年の歳月を要しました。
その間のコロナ禍は人類にとって痛手でしたが、同時にオンラインコミュニケーションの文化を促進し、遠隔でも人とつながりやすい社会をつくりました。
ONTELOPEもまた、その流れの中で100名以上のプロボノメンバーが加わり、開発やワークショップを重ねてきました。

そうした背景のもと、ONTELOPEは「音」や「聞こえ」について、誰よりも深く、誰よりも多く議論を重ねてきたと自負しています。
その知見と、最新のサイエンス・テクノロジーを融合して生まれたのが、ONTELOPE Glassです。

 

日本国内では、軽度難聴以上の人が10%を超えると言われています。
つまり、私たちは日常の中で必ず、難聴の人とすれ違い、コミュニケーションをしているのです。
世界保健機関(WHO)は、2050年までに世界人口の約4分の1──25億人が、ヘッドホン・イヤホン難聴や加齢など、何らかの聴覚障害を抱える可能性があると発表しています。

音は目に見えません。
そして、誰もが自分の頭の中で聞いている音も、他の人からは見ることができません。それゆえに表面化しづらいのですが、聞こえに関する課題は難聴者だけの問題ではなく、今を生きる私たち社会の課題なのです。

 

聞こえる人、聞こえにくい人、聞こえない人。
実は、聞こえ方や環境の違いは、生き方や価値観、そして文化の差異にも匹敵するほどの認識の違いを生み出します。

その違いは、時に誰かに負担や困難を強いる「見えない壁」となり、音や聞こえが目に見えないのと同じように、互いに共有することが難しい現実をつくり出します。

この「共有の難しさ」こそが、ONTELOPEが解決したい課題でした。

この「共有の難しさ」の根本には、感覚や経験の違いを言葉や文字では完全に伝えきれないという、人間そのものの限界があります。
だからONTELOPE Glassは文字で伝えるのではなく、脳が聞く聞こえのパラメータをそのまま目で感じることができるというデザインにしたのです。

 

ONTELOPE Glassは、音に関する自分と世界の関係を、聞こえ方に関わらず拡げることができる人間拡張の道具です。感覚の拡張という機能としての使い方はもちろん、これまで見ることが難しかった誰かの聞こえの困難や価値観を感じ取る入口──
つまり、それぞれの聞こえの立場から、見えづらかった“聞こえの境界”に向き合うきっかけを与えてくれます。

ONTELOPE Glassによって、身の回りの音や音楽を目で感じ、楽しむことができるでしょう。
聞き取りづらい音域をサポートしてくれるかもしれません。

しかし、それ以上に、
聞こえない人の世界、聞こえる人の世界、自分以外の聞こえの世界、音の感じ方や文化の違いなど、
目に見えない多くのものを感じ取る道具
でもあるのです。

世界には、音や聞こえだけでなく、たくさんの目に見えない現実が存在しています。

ONTELOPE Glassが、そのような目に見えない現実を深める一助となり、人々や社会をよりゆたかにする一歩となることを願っています。


●聴覚認知を忠実に再現。視聴覚研究に基づいたアルゴリズムを搭載。

ONTELOPE Glassは、人の脳が音を聞く仕組みをアルゴリズム化して再現しています。

人は、耳の奥にある有毛細胞や脳の認知によって、音の周波数(音の高低)・大きさ・時間変化を脳へ伝えることで音を認識しています。

左右のテンプルに配置された高感度マイクが音をリアルタイムに収集し、音の高さ・大きさ・時間変化・方向を独自の解析モデルで超高速に処理し、レンズフレームに内蔵された左右計44個の専用設計LED”音の位置と特性””色と輝き”ダイレクトに置換します。

人は目で文字を追うと、意識の働きが文字に集中し、周囲の環境との関係性があいまいになりますが、ONTELOPE Glassは、周辺視野をうまく活用し、いつも通りの景色を見ながら無意識的に音を目で感じることができます。もちろん、注意深く音楽を聴いたり虫の声に耳を傾けるように、意識的に目で美しい音の色を楽しむこともできます。

耳の構造

光の色は、低音域を赤、中音域を緑、高音域を青から紫のグラデーションで表現。これは、人間の聴覚が音の高さを“スペクトルとして認識する”仕組みと、光の物理的な波長構造を対応させた設計であり、脳や感覚にとって自然に理解できる配色です。

専用設計LEDは光学・ゴム複合技術の世界的メーカーである株式会社朝日ラバーと共同調整し、独自に開発したものを採用。“音の表情”をゆたかに伝えます。

LEDの光

 

「ONTELOPE Glass」はデイリーメガネとして使用できます

人物1

人物2

人物3

●日常生活に自然に溶け込むことを目指した人間拡張デバイス

鯖江のメガネメーカーと協力し、メガネとしてのかけ心地や機能も実現。

洗練された雰囲気を纏うファッション性の高いフレームデザイン世界3大デザイン賞など多数受賞をしている83Design株式会社が担当。技術と美しさを両立した洗練されたフォルムで、聴覚に課題を抱える人から、テクノロジーやファッションを愛する人まで、誰もが自然に使えるインターフェースを備えた「ウェアラブルとインクルージョン」を追求しました。

デイリーメガネとして日常的にお使いいただくことを考慮し、度付きレンズやサングラスレンズへの交換にも対応。テンプル下部にあるスイッチを押すだけでいつでも音を見る世界へアクセス。音を見たい時に見られて、音を見ない時には通常のメガネと全く同じように使用することができます。

 

83Designロゴ

 

「ONTELOPE Glass(オンテロープ・グラス)」でできること・したいことを聞いてみました!

ライブ画像

ライブにつけていったらテンション上がりそうだなと思いました!音の高低もですが、リズムを視覚的に感じられるのがいいですよね。自分でかけて楽器を演奏するのも気持ちよさそう。(映像ディレクター)

 

ドイツの風景

自分の声も感知して色になるなら、ドイツ語で話す際に自分の発音を見聞きして喋れるのはいいですね。ネイティブはここへの色合いだからこの色でいいんだとか。

日本は街には色々と音があふれていたのに、ヨーロッパは日本とは音が違うんです。インバウンドのツアー向けに日本の音を色で見てもらうのも面白そう。 虫の音色を色で見られる時は、日本人にも楽しんでもらえそう。(ドイツ在住の画家)

 

言葉の画像

先天性の聴覚障害の子に言葉を覚えさせるのに使えるんじゃないかな?親が話している内容が光のパターンでわかるし、親が話しているのを自分で真似できてるかも!光のパターンで認識できるから、きっと言葉を覚えるのに活用できる気がする。(小児心臓外科医)

 

キャンプの画像

イヤープラグをして耳が聞こえない状態にして、サバゲーをするとか。エアドラムのフィードバックとか。マイクを超指向性にして、音源をたどる暗闇を探索するゲーム。(大学・大学院教授、眼科医、脳神経科学者)

 

「ONTELOPE Glass」は音を“見る”という全く新しい体験を通じて、人と音との関係を再構築します。

これまでにない感覚的な気づきと、世界との新しい関わり方を楽しく拡げることができます。

 

応援者のコメント

どんどんいただいています。まとまり次第掲載いたします。

 

ONTELOPE Glassが体験できる場所

実際にONTELOPE Glassを体験できる展示イベントを以下の会場にて開催いたします。

●SHIBUYA TSUTAYA

展示期間:2025年11月5日(水)〜11月19日(水)

場所:『SHIBUYA TSUTAYA』4階 SHARE LOUNGE内

https://maps.app.goo.gl/CfzRPsCtUk6mKBqm8

SHIBUYA TSUTAYAの展示イメージ

 

●東京デフリンピック2025「みるTech」

展示期間:2025年11月14日(金)〜11月26日(水)(※14日はメディアデー)

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(デフリンピックスクエア)カルチャー棟

https://maps.app.goo.gl/3JavqcDybxPptpWU6

みるTechエンブレム

※本展示は、東京デフリンピック組織委員会よりエンブレム使用許可を受けています。

ONTELOPEは2025年11月13日からはじまるデフリンピック協賛企業です。

 

●代官山 蔦屋書店

展示期間:2025年12月1日(月)〜12月14日(日)

場所:『代官山 蔦屋書店』 1号館 1階

https://maps.app.goo.gl/vZZuNVvzpSmuS1WWA

 

「ONTELOPE Glass」 製品仕様

※量産設計の進行に伴い、サイズや重量は一部変更となる場合があります。

 

使い方は簡単。

テンプル(メガネのつる)のスイッチを押せば音が見え、もう一度押せば光が消え、普通のメガネとして使用できます。

レンズはお近くのメガネ屋さんで自分好みに交換できるので、一般的なメガネに音が見える人間拡張機能がついていると考えていただいて良いです。

外の明るさよって音の見え方は自動で調整されます。専用アプリで自分好みの音の明るさに調整することもできます。

耳の後ろのバッテリーは一般的なUSB-Cで充電をすることができ、左右一つずつ呼びのバッテリーも付属します。

 

FAQ

Q どのくらいの音まで拾って光りますか?
人間の耳が聞こえる音はほぼ音を拾います。

Q 目が疲れませんか?
視覚を研究した上で設計しております。周辺視野からのやわらかい光なので疲れません。

Q メガネは重くないですか?
一般の重めのメガネと同等ですが、メガネのプロとかけ心地を追求。
お届けする製品は心地よいデイリーユースなメガネとなります。

Q 使ってる間、メガネが熱くなりませんか?
音を目で見るために設計した独自回路のため熱くなりません。

Q 何時間使えますか?
周囲の音の環境にもよりますが、通常連続使用でおよそ5時間です。
音を見たい時だけ使用すればもっと長持ちします。

Q 人工内耳と併用できますか?
人口内耳や補聴器と併用いただけます。

Q メガネの度数対応はしていますか?
最寄りのメガネ店にてレンズの入れ替えが可能です。

Q 衝撃はどれくらい耐えられますか?
一般のメガネと同等の衝撃に耐えられます。

Q 自分に似合うか心配です。
人の顔のデータから設計されたメガネで、多くの人にフィットするデザインとなるよう考慮しております。
また、丸い黒縁メガネは四角顔・三角顔・面長顔の人に特に似合うと言われています。
しかし、骨格に関係なく、スタイリッシュで知的な雰囲気や、コーディネートによってはかわいく見せることもできるデザインとなっております。

 

「ONTELOPE Glass」 開発者より

 

私はもともとサウンドエンジニアでもあるのですが、仕事柄、音の付け方次第でシーンの意味をいかようにもできることを知っています。この豊かさを多くの人と一緒に感じたいと思ったのが開発のきっかけです。

コロナ禍中、オンラインでPLAYWORKS株式会社のワークショップに参加して聴覚障害者とお話ししたのがとても楽しく、もともと聴覚障害者の知り合いはいなかったのですが、仲良くなって美術館に行ったり、お茶をしたりして聴覚障害者の友達も増えていきました。
今、考えると聴者のエゴかもしれませんが、音の豊かさを聴覚障害者の友達とも一緒に感じたいと考えるようになり、ろう者の友達にプロダクトの原理試作を触ってもらいました。音がわかるだけでなく発話の習得もでき、一緒に感動し、製品化を目指すようになりました。
新しいプロダクトのため、資金調達の条件もだいぶ厳しいものでした。自分たちで開発をしようと覚悟を決めたのが2020年ころです。サイエンスとしてもテクノロジーとしても新しい製品であるが故に、細かな課題はたくさんありましたが、共感してくれるプロボノの方々や企業の協力の元、ONTELOPE Glassは4年以上の歳月をかけて、自信を持って製品化に辿りつくことができました。

ONTELOPEは、「プロダクト」と「相互探求の文化」を両輪でつくることを大切にしています。私たちは世界の80億一人一人が相互理解をすることはできません。もしかするとたった一人の誰かと相互理解することも難しいかもしれません。しかし、相互探求をし、モノやコトを共につくり前進することはできます。

ONTELOPE Glassは、製品だけでなく開発のプロセス自体にも、多くの人と共に利他と共感による「相互探求」の文化を育み、世界をより良くしていくというONTELOPEの思想を体現していました。

相互探求には完璧も終わりもありません。世界をつくるための文化として根付くことが大切です。

ONTELOPE Glassが、自分とは違う誰かの現実との境界を融かす道具として役にたてば幸いです。

株式会社オンテロープ 代表取締役 澤田 真吾


最後に「ONTELOPE 」とは

ONTELOPEは「人間拡張で、すべての人に新しい可能性を。」を理念に掲げるテクノロジースタートアップです。

聴覚支援と感覚拡張をテーマに、フラッグシップ製品である音が見えるメガネ「ONTELOPE Glass」をはじめ、人の感覚と社会をつなぐ機器やサービスを開発しています。

100名を超える多様な専門家によるプロボノチームと共に、サイエンス・テクノロジー・アートを横断するプロジェクトを推進。

ブランドメッセージ「音の世界が拡がる」のもと、テクノロジーと人間の感性を融合させ、すべての人がゆたかに生きられる未来を探求しています。

□ONTELOPE公式ホームページ https://ontelope.com/

□ONTELOPE Glass 製品サイト https://ontelope.com/glass

オンテロープのロゴ