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「お母さんを治すのは、子どもの役目じゃないんだよ」
精神疾患のお母さんをもつ女の子を描いた
『うちのママは凧のよう』を翻訳出版し全国に届けたい!

親と子のかかわりについて改めて考えたいと思う全ての方々に〜翻訳家・荒木美弥子さんからの応援メッセージ

こんにちは。サウザンブックスです。『うちのママは凧のよう』翻訳出版へのご支援ありがとうございます。おかげさまで20%達成が見えてきました。引き続き情報拡散へのご協力よろしくお願い致します。

シリア難民の女の子の物語『ZENOBIA ゼノビア』、車椅子での冒険を描いた『ヴィアッジョ イタリア 車いすで歴史的な街や大自然へ』の2タイトルの発起人と翻訳者を務めた荒木美弥子さんから応援メッセージをいただきましたので、是非お読みください。


成長して大人になると、感情のコントロールが上手にできるようになるものだと思いませんか? 少なくとも私は長い間そう錯覚していました。でも自分は平静を装っているつもりでも、子供は敏感に感じ取ってしまうものです。
 
ましてや主人公のような状況であれば、不安は何十倍もの重さとなってしまうでしょう。でも、この本のGraceのように理解者がたった一人でもいれば大きな救いとなります。「親が辛いのは自分のせいではない」というメッセージや、自分の気持ちを吐き出すことのできる「対話」がどれほど子供の心を軽くしてくれることか。
日本にもGraceのような人を身近に頼ることができれば、たくさんの家庭を支えることができるでしょう。
 
もう一つ、この本に出会って思い出したことがあります。それは、何気ない親の一言や、態度のほんの少しの変化をとても気にして様子をうかがっていた子供時代の日々でした。自分が悪いことをしたり、口論になっていれば納得するのですが、自分には関係のないところで親の感情もぐるぐるまわっていることを理解できませんでした。
 
そして親になった今、同じことをわが子にしてしまっていないかな? ちょっとした言い方で落ち込ませていないかな? 改めて自分自身を振り返る機会になりました。
 
最後に、読む人を本の世界観に引き込むパワーを持ちながらも、温かく包み込むようなNathalie Dionさんの柔らかいイラストがとても素敵です。ページをめくる度に優しさが心に染み込んでいきます。
 
同じ悩みを抱えている人々だけでなく、親と子のかかわりについて改めて考えたいと思う全ての方々に読んでいただきたい1冊です。
この珠玉の作品が皆さまのお手元に届きますよう、クラウドファンディングの成立を心から応援しています。
 


荒木美弥子

ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ メディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITOBOOKSという名で活動中。2019年瀬戸内国際芸術祭の公式プロジェクトとして、Setouchi ArtBook Festival をSABFmakersというユニット名にて共同主催。訳書に『ZENOBIA ゼノビア』『ヴィアッジョ イタリア 車いすで歴史的な街や大自然へ』(共にサウザンブックス社)。現在イギリス人作家サラ・ホールディング(Sarah Holding)による日本を舞台にした児童文学を翻訳中。作品についての情報は近日公開予定。

 

 

 

2026/10/09 17:35