9/12から始めた『韓国巡礼記』出版クラファンに対し、初日はすごいペースで支援していただいて、この感じなら一週間で目標額を達成できるかもというくらいのペースだったのですが、昨日は落ち着いて昨日までで159000円の支援をいただきました。
ありがとうございます。
残り48日を巡礼のように、先を見るのではなく、一日一日その日その場に心を込めて、しっかりと歩いていきたいと思います。
何よりも、クラファンは広めるための手段であり、目的ではないので、その過程でもちゃんと目的を果たせるように、本の中から大事なところを伝えていきたいと思います。
幸い伝えたい内容は厳選しないといけないくらいたくさんあるので、その中から抜粋して伝えつつ、出版記念イベントのコーディネートも進めていき、決まり次第リターンに追加していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いします。
今日は、巡礼の10日目、滞在先の神話美術館で、神話美術館の創設者であり芸術家のキム・ボンジュンさんに聞かせていただいた話を紹介します。
「神話をテーマにした美術館は韓国の中でここにしかありません。それは韓国人が神話を大切にしていない証拠です。本来神話というものは土地の名前とも関係があるし、韓国人がどこから来てどこへ行くのかを示す心と体のふるさとなのです。それなのに韓国人が神話やスピリチュアルなことに関心がないのには理由があります。
一つ目は日本に植民地化されたこと、二つ目はキリスト教の一神教的考え方、三つ目はパクチョンヒの政治、この三つが原因です。なぜ日本の植民地化が韓国人の魂を奪ったのか、これからお話しします。
当時韓国では日本や欧米諸国の帝国主義的な支配に対し、東学党と呼ばれる農民を中心とした組織が全国に生まれ、各地で抵抗運動が起こりました。それに対し朝鮮政府が日本政府に助けを求め日本は軍隊によってそれを鎮圧したのですが、東学党に対して大きな脅威を感じました。
その東学党を支えていたのが神話です。神話の中には歴史だけでなく音楽があり、踊りがあり、すべてが含まれています。今の人たちは知りませんが昔の人は東学革命のことを“クッ”と呼びました。“クッ”には闘いの意味があり、集まりの意味があり、宗教的な意味があり、芸術的な意味があり、遊びの意味があります。
“クッ”はトータルカルチャーで、生活すべてを含んでいます。祭りに近いですがセレブレーションではありません。日本軍は“クッ”に力があることを知り、楽器を奪い、集まることを禁止しました。そして霊力のある場所を調べ、気を防ぐためにそこに鉄の杭を打ちました。それは日本による文化的な侵略です。それは人々の魂を奪うようなもので、武力による侵略よりも恐ろしい侵略です。」
(『韓国巡礼記』walk12日目より抜粋)